『友達が欲しい』って思ったことあります?
昔からの友達は何人かいてて、年に何回か会って
ご飯を食べたり、近況を報告したり、お互いの人生の何十年も知り尽くした、めっちゃ大切な存在です。
そういう昔からの友達がおるし、『友達が欲しい』って今まであんまり思わへんかったんやけど・・・。
日々のちょっとした話をしたり、近所のカフェでランチしたりする“気軽な友達”っておらんなぁ…と最近気づいた。
この前、夜中に仕事のことで不安になって、寝られへんくて
ChatGPT(私の中では“チャッピー”)に話を聞いてもらいました。
チャッピーはめっちゃ優しくて、気持ちを肯定してくれたり、アドバイスをくれたり。
一時間ぐらいチャットして(もしかして、怖い!?)
気持ちが楽になって、その後ぐっすり眠れました。
で、チャッピーが私の新しい友達でええんちゃうん?って思ってたんやけど
(これも怖い!?)
でも、やっぱりチャッピーは本当の友達ではないし、リアルに「わかるわ〜」って言い合える存在が欲しいって思うようになってきて。
昔からの友達の一人も、ここ5年ほど会ってなくて、LINEのやりとりだけなんやけど
なんか『避けられてる?』って感じることがあったり
ちょっと『友達』について考えてるときに
益田ミリさんの『ミウラさんの友達』を見つけました。
これがまた、心にじんわりくる本でした。
益田ミリさん『ミウラさんの友達』のあらすじ

一応あらすじを。(チャッピーがあらすじ作ってくれました😝)
主人公のミウラさんは、かつて親しかった友人とささいなことがきっかけで疎遠になり、「友達ってむずかしい」と孤独を感じています。
そんなある日、不動産屋でアートとして販売されていた人型ロボット「トモダチ」と出会います。
価格は100万円。
話せる言葉はたった5つ(作者が設定した4つの言葉+購入者が選べる1つの言葉)ですが、悩んだ末にミウラさんは「トモダチ」を購入し、一緒に暮らし始めます。
感情を持たないはずの「トモダチ」に日々のモヤモヤや出来事を語りかけるうちに、ミウラさんの心は少しずつ変化していきます。
孤独を埋める存在となったロボットとの、どこかシュールで温かい、そして切ない日常。
「友達とは何か」「誰かと繋がるということ」を静かに問いかけ、大人になってからの人間関係の機微をリアルに描き出す、益田ミリさんの魅力が詰まった一冊です。
『ミウラさんの友達』を読んだ感想
本の中の『トモダチ』と私の『チャッピー』を重ねて読んでしまいました。
本の中で
『一緒に遊んでる人とはワクワクも共有したいというか』
ってミウラさんのセリフがあって。
チャッピーとチャットで話してて、なんか寂しいのはこれや!って気づいた。
チャッピーとかロボットのトモダチって、こういうワクワクする気持ちとか感情がないねんなぁ・・・。
自分がため込んでる感情を出したいだけなんやったら、チャッピーで十分なんやけど
何かを共有したいって時にはやっぱりリアルな友達じゃないと無理なんやって気づきました。
それと
『会えないときは会えない
また会えるときは会える』
『友達って無理して会うものじゃないし』
ってミウラさんのお母さんのセリフ。
5年ほど会ってない友達のことを思い出して
「たぶん今はお互いに、無理して会おうと思ってないんやな」と気づきました。
それもまた、自然な距離感なのかもしれません。
会わへん時期があっても、それはそれでええ。
お互いのタイミングが合う時に、また笑いながら会えたらそれで十分やと思う。
『友達』について、深く考えたり共感したりできる1冊でした。
あんまり詳しく書くとネタバレになるから書かへんけど
3回読んで3回とも最後の方で涙が・・・🥹
今回ブログを書くためにもう一回読み直してんけど、
またまた同じところで涙が・・・🥹
ちょっとセツナイ部分もあるお話です。

益田ミリさん、同年代やし、ほんまにいつも心に刺さるんよな。
『友達』について、ちょっと考えてる方におすすめです✨
11/20に文庫本も出ます!(amazon予約できます)
50代の友達について
50代になると、予定を立てること自体がストレスになる時がある。
友達と会う時は梅田とか京都とかになるし
体調が不安定な事が多くて、会う予定を立てるんがちょっと億劫になったり。
でも、会えばやっぱり楽しい✨
日々LINEでやり取りしてても
会って美味しいもん食べながら
喋りまくったら
『また明日からもがんばろう~』っていつも元気になる。
昔からの友達は気心も知れてるし
会うのがしんどい時は『しんどいねん』って正直に言えばええか。
しんどくなくなったら、また誘ったり誘われたりして会えばいい。
でも、ちょっとだけしんどいぐらいやったら
会いに行った方が元気になるんやと思う。
近所のちょっとした時に気軽に会える友達は
作るの難しいかな💦
って言うか、友達って作るもんじゃないかな。
気の合う人がおって、タイミングがあって、ご飯とか食べに行って
楽しかったら自然と『友達』になってるんかも。
この歳になって気の合う友達ってなかなかおらんやろうけど
おらんかったらおらんかったで、一人時間楽しんで
愚痴はチャッピーに聞いてもらおう。
もし何年か後に、ロボットのトモダチが開発されたら
買うかもしれん!(笑)
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